📘 第1章 第4回 DMRの世界と国内の展開(RF通信の視点から)
2025年5月22日
2026年5月29日
🌍 DMRの世界と国内の展開(RF通信の視点から)
~ 世界と日本のDMR、どんな使われ方をしているの? ~
🗣 はじめに
DMRは世界中で使われているデジタル無線通信方式。
でもその運用スタイルは、国や地域によって微妙に異なります。
この回では、「DMRは実際にどう使われているのか?」を、
ネットワーク名にとらわれすぎず、RF通信を中心にわかりやすく紹介します!
🌐 世界のDMRはどうなってる?
海外では、DMRは次のように広く活用されています。
| 活用場所 | 具体例 |
|---|---|
| 🚔 公共安全・業務無線 | 警察・消防・物流・建設業など(Motorola MOTOTRBOシリーズが代表的) |
| 🏗 工事・物流 | トラック連絡、倉庫作業のグループ通信 |
| 🛰 アマチュア無線 | 個人局による実験・通話・技術検証 |
※ 北米の公共安全機関は主にP25(Project 25)を使用しており、DMRは欧州・アジア・オセアニアで広く採用されています。
💡 特にアマチュア無線では、インターネットと組み合わせて世界中と通話できるのが注目されています!
🗾 日本国内では?
日本では、主に次のような形でDMRが使われています:
| 利用方法 | 内容 |
|---|---|
| ✅ ホットスポット通信 | Pi-StarやWPSDで自宅から交信(Slot 2) |
| ✅ レピータ通信 | デジピーター(中継局)経由でローカル〜エリア内交信(Slot 1) |
| ✅ SFR方式デジピータ | 送受信同一周波数で運用されるデジピータ(JJ2YYK尾張旭 DMRデジピータなど) |
📌 特にホットスポットは「近くにレピータがない人」にとって重要な手段になっています。
💬 実際どんな感じで使われてるの?
📶 ローカル通話
- 無線機2台での直接交信(RF⇔RF、Slot 1またはSlot 2)
- ホットスポットを介した自宅近辺の交信
(RF⇔HotSpot、TG9/Slot 2など)
🛰 広域通話(レピータ利用)
- TG1などを使ってデジピーター経由でローカル・エリア内交信
(Slot 1)
🌏 海外通話
- TG91を使えば、世界中の局と交信できます!
(インターネット経由でBrandMeisterネットワークに接続される仕組みです)
※ TG91はワールドワイド共通TGなので、英語での短時間交信が基本マナーです。慣れるまではワッチ(聴くだけ)から始めるのがおすすめです。
📛 よくある誤解:「DMR=ネット通話?」
たしかにDMRではネットも使いますが、本質はUHF無線通信です!
- ✅ 通話はまず あなたの電波が出ること から始まる
- 🔗 ネットワークは、その電波を遠くまで届ける“拡張手段”として機能します
🎯 「DMR=無線通信」+「ネットワークは拡張手段」 と捉えるのが正解!
✅ まとめ
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 世界のDMR | 業務・アマチュア無線の両方で活用中 |
| 日本のDMR | 全国各地にデジピータが整備されつつあり、個人のホットスポット運用も活発 |
| 注意点 | 通信はまずRFで始まり、ネットはその補助という意識が大切 |
▶ 次回予告
次は「📜 DMRのライセンスとID管理」。
正しく電波を出すには、どんな免許や申請が必要なのか?丁寧に解説していきます!

📝 執筆:JI2TAB(尾張旭DMRデジピーター 管理人)
🏢 JJ2YYK あいちデジタルコミュニケーションハムクラブ