📘 第5章 第23回 防災・イベントでの活用事例
防災・イベントでの活用事例
~ DMRでつながる、安心と絆のネットワーク ~
🆘 なぜDMRが防災に強いの?
大災害発生時、電話やインターネットが使えないことも…。
そんなとき、電波だけで交信できるDMR無線は、地域の“命綱”になります。
- ✅ デジタル通信で明瞭な音声
- ✅ 複数のチャンネルを使い分けられる
- ✅ 全国・全世界との連携も可能
🏘 実際の活用事例
① 地域の防災訓練に参加
📍 千葉県某市
- コミュニティ局を中心に、地区ごとのグループ(TG)を割り当て
- 「1班完了しました!」「避難所に50名到着!」などを報告
- トークグループを使って班ごとの通信が混信しない工夫も!
🎙 使用機材:
- モービル機(AnyTone AT-D578)
- ホットスポット(Pi-Star運用)
- DMR IDを共有して構成
② 災害時の情報共有訓練
📍 岐阜県アマチュアクラブ
- 停電時でも運用できるように、ソーラーパネル+バッテリーでHotspotを稼働
- TG3020(全国災害ネット)を利用してリアルタイム情報共有
- 各地の雨量や地震状況を交信ログとともにクラウドで記録
③ 地域イベントでの連携
🎪 町内運動会や花火大会など
- 会場内スタッフ連絡用にDMRハンディ機を活用
- チャンネルを分けて、各部署ごとに運用(例:警備班、救護班、誘導班)
✨ メリット:
- 一斉連絡(グループ通話)ができる
- 他班の通話を邪魔しない(TG分離)
- 録音・記録ができて振り返りも◎
🔧 運用構成イメージ(防災用)
cssコピーする編集する[ハンディ機] --\
[モービル機] ---\
> DMR Hotspot(Pi-Star)
[固定局] --------/
│
▼
BrandMeister(TG3020など)
- 全機で同一TGをモニターして情報共有
- 通信が重ならないよう、使用時は「誰々です、入ります」と発声
🧰 活用のための準備ポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 📡 機材構成 | ハンディ機+Hotspot+バッテリー電源 or ソーラー |
| 🌐 ネットワーク | Wi-Fi/モバイルルータ or LTEモジュール搭載Pi |
| 🧭 TG設計 | 地域別、役割別、訓練用などで設定 |
| 🗂 記録対応 | QSOログをGoogleシートに保存も◎ |
| 🤝 協力体制 | 地域無線クラブ、自治会との連携がカギ! |
📝 まとめ:DMRは“つながる防災無線”
- 電波でつながるから、災害に強い!
- 複数のグループを柔軟に使い分けできるからイベントにも最適
- 記録・共有・振り返りができて、備えの質がぐっと向上!

第5章 第23回 防災・イベントでの活用事例
2025年6月2日 jj2yyk
🛠 防災・イベントでの活用事例
~ DMRでつながる、安心と絆のネットワーク ~
🆘 なぜDMRが防災に強いの?
大災害発生時には、固定電話や携帯電話、インターネットといった通常の通信インフラが寸断され、使えなくなることがあります。しかし、電波だけで交信できるDMR無線は、このような状況下でも通信手段を確保できるため、地域の**“命綱”**となり得る非常に重要なツールです。
DMRの持つ特性が、特に災害時やイベント時に強みを発揮します。
- ✅ デジタル通信で明瞭な音声: ノイズが少なく、途切れるか聞こえるかのデジタル特有の明瞭な音声は、混乱した状況下でも確実に情報を伝達できます。
- ✅ 複数のチャンネル(トークグループ)を使い分けられる: 一つの周波数帯を複数の「トークグループ(TG)」で同時に利用できるため、異なるグループが互いに干渉することなく連絡を取り合えます。
- ✅ 全国・全世界との連携も可能: インターネットに接続できるホットスポットやレピータがあれば、遠隔地との情報共有や、救援要請、安否確認なども迅速に行えます。
🏘 実際の活用事例
DMRは、趣味の交信だけでなく、地域の安全やイベント運営にも役立っています。具体的な事例を見てみましょう。
① 地域の防災訓練に参加
📍 千葉県某市での事例: ある地域では、コミュニティのアマチュア無線クラブを中心に、DMRを活用した防災訓練が行われました。
- 実施内容: 訓練では、各地区や避難所ごとに異なる**トークグループ(TG)**を割り当てました。これにより、「1班完了しました!」「避難所に50名到着しました!」といった状況報告が、各班の通信が混信することなく行われました。
- 工夫点: 各班がそれぞれのTGで通信しながらも、災害対策本部では主要なTGをまとめてモニターし、全体の状況を把握できるように工夫されていました。
- 使用機材例: **モービル機(AnyTone AT-D578)やホットスポット(Pi-Star運用)**が用いられ、参加者間でDMR IDを共有し、スムーズな通信環境が構成されました。
② 災害時の情報共有訓練
📍 岐阜県アマチュアクラブでの事例: 非常時にも対応できるよう、電力供給が途絶えることを想定した訓練も行われています。
- 実施内容: 停電時でも運用できるように、ソーラーパネルと大容量バッテリーを組み合わせ、独立してDMRホットスポットを稼働させる訓練を実施しました。
- 活用TG: **TG3020(日本全国共通の災害ネット)**を利用し、全国各地のクラブ局と連携してリアルタイムな情報共有を行いました。
- 情報記録: 訓練中に得られた各地の雨量や地震状況などの情報は、交信ログとともにクラウド(例:Googleスプレッドシート)に記録され、後から振り返りや分析ができるようにされていました。
③ 地域イベントでの連携
🎪 町内運動会や花火大会などでの事例: 大規模なイベントでは、DMR無線機がスタッフ間の連絡ツールとしても非常に有効です。
- 活用方法: 会場内のスタッフ連絡用にDMRハンディ機が活用されます。警備班、救護班、誘導班など、各部署ごとに異なるチャンネル(TG)を割り当てることで、効率的かつ混信のない通信が可能です。
- ✨ メリット:
- 一斉連絡(グループ通話)ができる: 特定のグループや全体に向けて、瞬時に情報を共有できます。
- 他班の通話を邪魔しない(TG分離): 各班が自分たちのTGで話すため、他の班の重要な連絡を邪魔することがありません。
- 録音・記録ができて振り返りも◎: DMR無線機には録音機能を持つものも多く、後から通話内容を確認したり、イベント運営の改善に役立てたりすることも可能です。
🔧 運用構成イメージ(防災・イベント用)
災害時やイベント時のDMR運用では、以下のような構成が考えられます。
CSS
[ハンディ機(スタッフ)] --\
[モービル機(移動拠点)] --- > DMR Hotspot(Pi-Star運用) -- BrandMeister(TG3020など)
[固定局(本部)] --------/
│
▼
他のレピータやホットスポット
│
▼
全国・全世界のDMRユーザー
- 全機で同一TGをモニター: 主要な情報共有を行うTGは、関係するすべての無線機でモニターしておくことが重要です。
- 通信が重ならない工夫: 多くの人が参加する際は、「誰々です、入ります」といったブレイクインの意思表示を明確に行い、通信が重ならないよう譲り合うマナーが大切です。
🧰 活用のための準備ポイント
DMRを防災やイベントで効果的に活用するためには、事前の準備が鍵となります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 📡 機材構成 | ハンディ機、ホットスポット、バッテリー電源、ソーラーパネルなど、状況に応じた機材の準備と、停電時にも対応できる電源確保が重要です。 |
| 🌐 ネットワーク | ホットスポットを動かすためのWi-Fi環境(自宅ルーター、モバイルルーター、LTEモジュール搭載Piなど)の確保と、複数回線での冗長化も検討しましょう。 |
| 🧭 TG設計 | 訓練やイベントの目的に合わせ、地域別、役割別、訓練用など、最適なトークグループの割り当てと、それらの設定を参加者間で共有しておきましょう。 |
| 🗂 記録対応 | 交信ログをGoogleシートや専用システムに自動保存するなど、後から情報共有や振り返りができるよう記録体制を整えましょう。 |
| 🤝 協力体制 | 地域のアマチュア無線クラブ、自治会、防災担当部署などとの日頃からの連携と協力体制を築くことが、非常時のスムーズな運用に繋がります。 |
Google スプレッドシートにエクスポート
📝 まとめ:DMRは“つながる防災無線”
DMRは、単なるアマチュア無線の楽しみだけでなく、社会貢献にも大きく貢献できるツールです。
- 電波でつながるから、通信インフラが途絶えた災害時にも強い!
- 複数のグループを柔軟に使い分けできるから、複雑な連携が必要なイベント運営にも最適!
- 交信の記録・共有・振り返りができることで、備えの質がぐっと向上!
DMRの特性を理解し、適切に活用することで、地域社会の安心と絆を深めるネットワークの一員となることができます。ぜひ、あなたのDMR運用を地域に役立ててみてください。