📘 第4章 第17回 TGの切替と使い分け
2025年6月2日
2026年5月26日
🔀 TGの切替と使い分け
~ トークグループを使い分けて、DMRをもっと楽しもう!~
🗣 はじめに
DMRの便利さの核心は「TG(トークグループ)」の切り替えにあります。この回では、TGの使い分けと切替方法を詳しく解説します!
🗣 トークグループ(TG)とは?
DMRでは、通話相手を「トークグループ(Talk Group / TG)」番号で指定します。
これは、電話でいう“内線番号”のようなもので、同じTGを使っている人だけが相互に音声を聞くことができます。
🧭 トークグループの基本分類
| 区分 | 例 | 特徴 |
|---|---|---|
| ローカルTG | TG440xxxx(個人・地域) | 個人ホットスポットやご近所通信用 |
| 全国TG | TG44120 | 日本全国が対象。参加者多く混雑気味 |
| 国際TG | TG91(ワールドワイド)、TG913(アジア)など | 世界中とつながる広域グループ |
| DX TG | TG3100(北米)、TG2350(イギリス)など | 地域別の外国局と交信するのに便利 |
🔄 TGの切替ってどうやるの?
📟 ハンディ機の場合(例:AnyTone)
- 「Channel」ボタンで設定したチャンネルを選ぶ
- チャンネルごとにTGが設定されている(例:TG3020 / TG4401505 など)
- [PTT]を押せば、対応するTGに“キーアップ”される
※ TGを自由に入力できるモデルでは、マニュアルTG送出も可能
🖥 Pi-Star/WPSD の管理画面でのTG管理
- 静的TG(Static TG) → 常時接続。ステータス画面でも見える
- 動的TG(Dynamic TG) → PTT送信時に自動的に一時接続(15分間など)
📌 迷ったら最初は「動的TG」で使ってみよう!
🎯 シーン別TG選択戦略
🏠 自宅でローカル通信したいとき
- TG440xxxx(自分専用または地域ローカルTG)を使う
- 例:「ホットスポット用に4401505(自分のDMR ID)を割り当て」
🇯🇵 日本国内と交信したいとき
- TG44120(Japan National)を使う
- 多くの日本局が集まる、最も利用率が高いTG
🌏 海外と交信してみたいとき
- TG91(WorldWide)でワールドワイドCQ
- TG913(アジア)、TG3100(北米)などもおすすめ
- 英語が不安でも、「Hello from Japan, JJ2YYK」と呼びかけてみよう!
🛰 DX通信を狙うとき(海外局の活動時間にあわせて)
- TG3100(USA)、TG2350(UK)、TG262(ドイツ)など
- 早朝〜午前中はヨーロッパ、深夜は北米局とつながりやすい!
📋 おすすめTGリスト(抜粋)
| TG番号 | 内容 |
|---|---|
| 440 | Japan Nationwide(全国) |
| 440xxxx | 個人・ローカル運用用(DMR IDを使用) |
| 9990 | Echo Test(音声チェック) |
| 91 | World Wide |
| 913 | Asia |
| 3100 | North America |
| 262 | Germany |
| 2350 | UK |
| 950 | Dynamic Check-In(BrandMeister) |
⚠ TG使用時のマナー
- 同じTGを長時間占有しない(QSOは5分以内目安)
- 交信が終わったら、静的TGの解除(ステータス画面でRemove)を忘れずに
- 無音でPTTを押さない(他局に誤解を与える原因)
✅ TG切替のトラブルと対処法
| 現象 | 対策 |
|---|---|
| 相手の声が聞こえない | 正しいTG・スロットが選ばれているか確認 |
| 自分の声が届かない | Echo Test(TG9990)で送信確認 |
| TGが解除されない | Pi-Starの「Admin」→「Drop Dynamic TGs」で強制解除 |
✅ まとめ
- TGはDMRの“チャンネル番号”のようなもの
- 用途に合わせて切り替えることで交信の幅が広がる
- ローカルはTS2、全国や国際はTS1が基本
- TGの使い方にもマナーがある!


▶ 次回予告
次回は「🗼 DMRレピータの使い方」を解説します!
デジピーター(レピータ)へのアクセス方法と、実際の交信手順を詳しく解説します!
📝 執筆:JI2TAB(尾張旭DMRデジピーター 管理人)
🏢 JJ2YYK あいちデジタルコミュニケーションハムクラブ