📘 第18回 DMRレピータの使い方

DMRレピータの使い方

~ 中継局を使って、広域&高音質なQSOを楽しもう! ~


はじめに

DMRレピータ(デジピーター)を使うと、交信エリアが大きく広がります。この回では、レピータへのアクセス方法と実際の使い方を解説します!

レピータとは?

レピータ(中継局)とは、高所に設置された無線中継装置のこと。
あなたの無線機からの電波を受け取り、広いエリアに中継・再送信してくれます。

DMRでは、インターネット回線を介して全国・世界と中継されるデジタルレピータが多数存在します。


DMRレピータの特徴

特徴内容
安定通信高所アンテナで広範囲をカバー
ネットワーク接続BrandMeister等に接続して運用
共通ルール各局で接続方法やTG割り当てが異なる場合あり

日本国内の主なDMRレピータ(抜粋)

局名周波数スロット割当所在地
JJ1YPN(東京)439.46 MHzTS1:全国 / TS2:ローカル東京スカイツリー近辺
JP3YGI(大阪)439.42 MHzTS1:TG3020 / TS2:TG8(関西)大阪市
JP6YCC(福岡)439.44 MHzTS1:全国 / TS2:地域TG(九州)福岡市
JJ2Yxx(仮)439.48 MHzTS1:全国 / TS2:440xxxx(個人)愛知県・尾張旭市など

最新情報はBrandMeisterリピータ検索ページで確認!


接続と切断の基本操作(AnyTone / TYT例)

動的TGの接続(PTTキーアップ)

  1. チャネルを設定(周波数・TG・TS)
  2. PTTを短く押す(1秒程度)
    → 動的TGが15分間アクティブになります

静的TGの接続・解除(Pi-Star管理画面)

  • 接続:「Admin」→「Link TG xxxx」
  • 切断:「Drop All Dynamic TGs」ボタン

レピータ運用のマナー

基本マナー

マナー内容
占有しない長時間の占有は避ける(1QSO 5分程度目安)
休憩を入れるQSO中は5秒程度の空白を入れて他局の送信チャンスを確保
QSO終了後は解除使用後は動的TGを切断しておくのがベター
コールサイン送出開始・終了時に必ず名乗る(法令上の義務)

よくある混信とその対策

現象原因対策
他局と同時送信になるTSが同じで異なるTGを使用TSとTGを事前に確認し、空き状況を見て送信
音が重なる/割れる動的TGが多重接続不要なTGは「Drop」で解除
無音なのにキャリアが立つ他局がキープアライブを送っている可能性少し時間を置いて送信/ステータスで確認

レピータ or ホットスポット、どう使い分ける?

シーンレピータ向きホットスポット向き
屋外・移動中△(モバイル運用不可)
自宅・狭小エリア
広域通信したい◎(回線品質に依存)
カスタム設定したい△(共通ルールあり)◎(自由設定可)

まとめ

  • レピータは“空中のホットスポット”、広域通信に有利!
  • TS1は全国・国際、TS2は地域・ローカルが基本
  • 接続・切断のマナーを守って快適な共用運用を!


次回予告

次回は「 交信事例とログの付け方」を解説します!
実際のQSO事例を紹介しながら、交信ログの記録方法と管理のコツを解説します!


執筆:JI2TAB(尾張旭DMRデジピーター 管理人)
JJ2YYK あいちデジタルコミュニケーションハムクラブ

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