DMRのESSID(Extended SSID)とは

ESSIDが必要な理由
本来DMR IDは「1人につき1つ」のみ割り当てられるため、同じIDで同時に複数のデバイスをネットワークに接続すると、システム側でルーティングの競合エラーが発生します。末尾に、01、02」などのESSIDを付与することで、各デバイスを区別して安定して運用できます。
どんな時に必要か?
主に以下のような場合にESSIDが必要になります。同一のDMR IDを使って複数の無線機やフォネティクスアプリ(DroidStar等)を同時にネットワークに接続する場合、複数の端末から同時送受信したい場合、ホームの無線機とモバイル端末を並行稼働させたい場合などです。
何に必要か?
ESSIDはDMRGatewayやPi-Star、WPSDなどのゲートウェイソフトウェアで設定するネットワーク接続先(ホールドなど)に対して有効です。ただし、XLXリフレクターに接続する場合はESSIDを付けると分類・管理ができなくなるため、XLX接続時はESSIDなしで設定してください。
ESSID番号の意味と付け方
ESSIDの番号は、00、99」までの2桁の数字をDMR IDの末尾に付けて使用します。一般的に、00』はラジオデフォルト機器(ホーム機)、、01』以降は2台目以降の機器やアプリに割り当てるのが一般的です。例えばDMR IDが 1234567」の場合、ホームの無線機は、123456700」、スマートフォンのDroidStarは、123456701」、などと使い分けることになります。
XLXにESSIDを付けてはいけない理由
XLXリフレクターは、屋号(モジュール番号)でチャンネルを管理するシステムであり、接続時にDMR IDに付加されたESSIDの数字を別の情報として認識してしまい、正しくユーザーを統処できなくなる場合があります。そのため、XLXに接続する際は必ず「ESSIDなし」(素のDMR IDそのまま)で設定する必要があります。BrandMeisterやYSFクロスモードなどはESSIDに対応していますが、XLXは非対応なので注意が必要です。
ESSID対応ソフトウェアと設定例
ESSIDが有効な主なソフトウェアの例と設定方法を以下にまとめます。DMRGatewayでは「Gateway設定」内の「Subscriber ID」フィールドに、っ5桁のDMR ID + 01」の形式で入力します。Pi-Star / WPSDでは、「Configuration」 → 「Expert」 → 「DMRGateway」内の設定から同様にESSID付きのDMR IDを入力します。DroidStar(フォネティクスアプリ)では、アプリの「Callsign」設定画面で「DMR ID」欄にESSID付きの番号を直接入力します。なお、XLX接続のプロファイルでは必ずESSIDなし(素のDMR ID)を使用してください。
まとめ
ESSIDはDMRネットワークで複数のデバイスを利用する際には欠かせない便利な仕組みです。、01、02」などの2桁の数字をDMR IDに付けるだけで、同一人が複数の機器やアプリを同時に使うことができます。ただし、XLXリフレクターへの接続時は必ずESSIDなしで設定し、それ以外のシステム(BrandMeister等)では積極的にESSIDを活用して、快適なDMR運用を楽しみましょう!