📘 第2章 第7回 コードプラグってなに?CPSの使い方
🧠 コードプラグってなに?CPSの使い方
~ 無線機の“脳みそ”を作ろう!~
🗣 はじめに
DMR無線機は、電源を入れてもそのままでは使えません。
チャンネルも周波数も、自分で設定してあげる必要があります。
それが「コードプラグ(Codeplug)」の役割!
🧩 コードプラグって何?
一言で言うと…
🔧 無線機の設定をまとめた“ファイル”のこと!
中にはこんな情報が入っています:
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| 周波数 | 送信/受信周波数(例:438.71MHz) |
| TG | トークグループ番号(例:TG91, TG6) |
| スロット | Slot 1 or Slot 2 |
| カラーコード | 通常「1」固定(DMRの識別用) |
| ゾーン | チャンネルのグループ分け |
| コンタクト | 個別呼出やTGの登録 |
📦 つまり、**「どこに、どうやって、誰と交信するか」**を決めるファイルです!
💻 CPSってなに?
CPS = Customer Programming Software の略。
無線機をパソコンで設定するためのソフトです!
🖥 CPSでやること:
- コードプラグを作成・編集
- USBケーブルで無線機と接続
- 設定を書き込む(Write) or 読み出す(Read)
💡 メーカーごとに専用CPSが用意されています(例:Anytone CPS、TYT CPSなど)
🧪 コードプラグを作るステップ(例)
- 📡 TG・周波数を決める
例:TG91, 438.71MHz, Slot 2, CC1 - 🧩 チャンネルを作成
送受信周波数、TG、スロット、カラーコードを入力 - 🗂 ゾーンを作る
作ったチャンネルをグループにまとめる - 🔁 スキャンやプライベートコールも追加OK
- 🔌 USBで無線機と接続して書き込む!
😎 よくある用語の整理
| 用語 | 意味・役割 |
|---|---|
| チャンネル | 1つの通話設定(周波数+TG+スロット) |
| ゾーン | チャンネルのグループ |
| コンタクト | TGや個人IDとの通話先定義 |
| スロット | 同じ周波数で交互に使う2つの通路(Slot 1/2) |
| カラーコード | DMRのグループ識別子(通常は「1」) |
✅ まとめ
| 作業 | ポイント |
|---|---|
| コードプラグ | 無線機の“通話マップ”を作るファイル |
| CPS | コードプラグを作るためのソフト |
| 書き込み | USBケーブルで無線機に転送! |
📌 「コードプラグ=DMR無線のスタート地点」です!
▶ 次回予告
次回は「📶 無線機どうしで交信してみよう!」
ホットスポットもレピータも使わずに、DMR無線機だけで通話テストしてみます!


🧠 コードプラグってなに?CPSの使い方:無線機の“脳みそ”を作ろう!
DMR無線機は、電源を入れただけではすぐに交信できるわけではありません。チャンネルや周波数、トークグループといった細かな設定を、ユーザー自身が行う必要があります。これらの設定情報をまとめたものが「コードプラグ(Codeplug)」であり、その作成・編集には「CPS(Customer Programming Software)」という専用ソフトウェアを使います。
1. コードプラグとは何か?無線機の「設定ファイル」
「コードプラグ」とは、DMR無線機が動作するために必要な**すべての設定情報がまとめられた「ファイル」**のことです。DMR無線機にとっての「脳みそ」や「取扱説明書」のような役割を果たし、このファイルが無線機に書き込まれて初めて、意図した通話ができるようになります。
コードプラグには、主に以下のような情報が含まれています。
【表1: コードプラグの主な設定項目】
| 設定項目 | 内容 | 役割 |
|---|---|---|
| 周波数 | 送信周波数、受信周波数(例: 438.71MHz) | 電波の送受信に使う具体的な周波数。 |
| トークグループ (TG) | 通話先のグループ番号(例: TG91, TG6) | どのグループと交信するかを決定。 |
| スロット (Slot) | Slot 1 または Slot 2 | 1つの周波数内で2つの通話を区別するための通路。 |
| カラーコード (CC) | DMRシステムを識別するためのコード(通常「1」固定が多い) | 無線システムごとの識別子。混信を防ぎます。 |
| ゾーン | チャンネルのグループ分け | 関連するチャンネルをまとめて管理するためのフォルダ。 |
| コンタクト | 個別呼び出しのIDやトークグループの登録情報 | 特定の局やグループを呼び出すための登録リスト。 |
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つまり、コードプラグは「どの周波数で、どのスロットを使い、どのトークグループ(または個人)と、どうやって交信するか」といった、DMR無線の「通話マップ」や「通信ルールブック」のようなファイルと言えます。
2. CPS(Customer Programming Software)とは?
CPSとは「Customer Programming Software」の略で、DMR無線機をパソコンで設定するための専用ソフトウェアです。このCPSを使ってコードプラグを作成、編集し、無線機に書き込む(または無線機から読み出す)作業を行います。
【CPSでできること】
- コードプラグの作成・編集: 新しいコードプラグを一から作成したり、既存のコードプラグを開いて設定を変更したりします。
- 無線機との接続: USBケーブルなどを介して無線機とパソコンを接続します。
- 設定の書き込み(Write): 作成・編集したコードプラグのデータを無線機に転送し、設定を適用します。
- 設定の読み出し(Read): 無線機に現在書き込まれているコードプラグのデータをパソコンに読み込み、内容を確認したり、バックアップしたりします。
注意点: CPSは、無線機のメーカーやモデルごとに専用のものが用意されています(例: Anytone CPS、TYT CPSなど)。異なるメーカーの無線機で同じCPSを使うことはできません。CPSは通常、メーカーのウェブサイトからダウンロードできます。
3. コードプラグを作成するステップ(一例)
DMR無線機で交信するためのコードプラグを作成する一般的な手順は以下の通りです。
- 基本的な通話設定の決定: 交信したいトークグループ(例: TG91)、使用したい周波数(例: 438.71MHz)、スロット(例: Slot 1または2)、カラーコード(通常は「1」)を決めます。
- チャンネルの作成: CPS上で、決定した送信周波数、受信周波数、トークグループ、スロット、カラーコードなどの情報を入力し、一つ一つの「チャンネル」を作成します。これが、無線機のチャンネル選択ダイヤルで選ぶ「チャンネル」に対応します。
- ゾーンの作成: 作成した複数のチャンネルを、関連性のあるグループ(例: 「国内レピータ」「ホットスポット用」など)として「ゾーン」にまとめます。ゾーンは、無線機でチャンネルを探しやすくするためのフォルダのような機能です。
- その他設定の追加: 必要に応じて、スキャンリスト(複数のチャンネルを自動でスキャンする設定)や、個別呼び出しの連絡先(コンタクト)などを追加登録します。
- 無線機への書き込み: USBケーブルなどを使ってDMR無線機とパソコンを接続し、作成したコードプラグファイルを無線機に書き込み(Write)ます。
4. よくある用語の整理
DMR無線機の設定でよく耳にする用語を整理しておきましょう。
| 用語 | 意味・役割 |
|---|---|
| チャンネル | 1つの通話設定の単位。送受信周波数、トークグループ、スロットなどがセットになった情報です。 |
| ゾーン | チャンネルをグループ分けしたもの。無線機での操作性を高めます。 |
| コンタクト | トークグループの番号や個人のDMR IDなど、通話先を定義する登録情報。 |
| スロット | 1つの周波数内で時間を交互に使う2つの「通路」(Slot 1 / Slot 2)。 |
| カラーコード | DMRシステムやレピータを識別するための番号(通常は「1」がデフォルト)。 |
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まとめ:コードプラグとCPSはDMR運用の要
| 作業ポイント | 内容 |
|---|---|
| コードプラグ | DMR無線機の「通話マップ」や「設定情報」をまとめたファイル。 |
| CPS | コードプラグを作成・編集し、無線機に書き込むためのパソコン用ソフトウェア。 |
| 書き込み | USBケーブルなどを介して、設定したコードプラグを無線機本体に転送する作業。 |
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📌 「コードプラグ=DMR無線のスタート地点」です。適切なコードプラグを作成し、無線機に書き込むことで、DMRのデジタル通信を意図通りに楽しむことができるようになります。