📘 第4章 第19回 交信事例とログの付け方

交信事例とログの付け方

~ 楽しいQSOを“記録”で残そう! ~


🗣 交信(QSO)ってどうやるの?

まずは、基本的なDMR交信のフレーズを紹介します。英語交信や国内QSOにも応用できます。

🗣 DMR交信(QSO)基本フレーズ集

🌐 種類📻 発言例💬 意味・補足
✅ 国内QSO①CQ CQ CQ こちらは JJ2YYK(ジェイジェイツー・ワイワイケー)CQコール(呼び出し)開始
どなたか交信いただける局いらっしゃいますか?どうぞ。応答を促す丁寧な呼びかけ
✅ 国内QSO②はい、○○局ありがとうございます。応答に対する返答(「○○局」は相手のコールサイン)
こちらは 愛知県尾張旭市移動の JJ2YYK です。局名・運用地の紹介(移動局の場合)
レポートは **59(ファイブナイン)**です。どうぞ。信号強度レポート(RSレポート)
🌍 海外QSO①CQ CQ this is JJ2YYK, from Japan.英語でのCQコール(日本から)
Calling any station, please come.どなたか応答ください
🌍 海外QSO②Thank you for calling, your report is 59.応答への返礼とレポート(RSレポート)
My name is Kazu. Over.自己紹介と送信終了(”Over” は交信切替の合図)

💡 ポイント:

  • 「59(ファイブナイン)」は音声・信号ともに「とても良好」の意味。
  • 国内外問わず、最初に「CQ」を出して相手局を呼び出すのが基本スタイル。
  • 英語が不安な方は、上記の定型句をそのまま使ってOK!

📝 ログをつける意味って?

ログ(交信記録)は、あなたのアマチュア無線活動の証です。
交信の記録は以下の目的で使われます。

  • 個人の交信履歴管理
  • QSLカード発行時の参照
  • アワード(DXCC・WASなど)の申請
  • トラブル対応・記録保持(例:混信通報や照会)

📓 紙ログ vs 電子ログ

種類特徴向いている人
📒 紙ログ手書き。ノートや市販ログブック使用少数QSOやクラシック運用を好む人
💻 電子ログPCやスマホで記録。ADIF形式で保存多くのQSO/LoTW連携や集計したい人

📎 初心者にはまず「紙ログ」から始めるのがオススメ!
慣れてきたら「Hamlog」「Log4OM」「N1MM Logger」などのソフト導入へ。


🧾 ログの記入例(紙ログ)

日時(JST)相手局周波数モードRST送RST受備考
2025/06/10 21:14JA1ABC438.71 MHzDMR5959TG44120 地域QSO

JST(日本時間)またはUTCで統一することが大切!


💌 QSLカードの基本

QSLカードとは、交信を証明する「無線版の名刺」や「ハガキ」です。

QSLカードに記載すべき内容(基本)

  • あなたのコールサイン、名前、住所
  • 相手局のコールサイン
  • 交信日時(UTC or JST)
  • 周波数/モード
  • RSTレポート(送受)
  • 交信の場所や移動地(/P表記など)

✉ QSLカードのやりとり方法

方法特徴
JARLビューローJARL会員向け。一括で送れるが時間がかかる
直接郵送海外などで確実に届けたいときに有効(SASE推奨)
eQSL.cc / LoTWインターネット完結!即日で確認・アワードにも有効

📎 DMRでもLoTW登録でQSL証明ができます!(事前登録とTQSL署名が必要)


🧠 プチテク:交信後すぐに記録するコツ

  • 交信しながら「時刻」や「コールサイン」だけメモする
  • 終了後、まとめて清書・電子化
  • 「スマホメモ」や「ボイスメモ」も活用!

✅ まとめ

  • QSOは楽しく丁寧に!名乗りとレポート交換を忘れずに
  • ログは紙・電子のどちらでもOK。あなたの交信履歴を大切に
  • QSLカードは“アマ無線家の名刺”。eQSLやLoTWも活用しよう!

第4章 第19回 交信事例とログの付け方

2025年6月2日 jj2yyk


🛠 交信事例とログの付け方

~ 楽しいQSOを“記録”で残そう! ~


🗣 交信(QSO)ってどうやるの?

まずは、DMRでの基本的な交信(QSO)のフレーズと流れをご紹介します。これは、アナログ無線でのQSOとも共通する部分が多く、英語での海外交信や国内でのQSOにも応用できる基本形です。

✅ 国内QSOの基本例

1. CQ(呼び出し)

  • ポイント: 「CQ」を2〜3回繰り返した後、自分のコールサインを明確に発音します。DMRでは、アナログのように長時間キャリアを出しっぱなしにする「垂れ流しCQ」は避け、短く区切って応答を待ちます。

2. 応答があったら

  • ポイント: まずは相手局のコールサインを復唱し、応答へのお礼を述べましょう。次に、自分のコールサイン、移動地(運用場所)、そして相手局の**RSTレポート(Readability, Strength, Tone)**を伝えます。DMRでは主にReadability (明瞭度)とStrength (強度)を伝えることが多いです。

3. 相手からの返答と情報交換

相手局が自分の情報(名前、設備、移動地、あなたのレポート)を伝えてきたら、それに応じた会話を続けます。 例:「了解いたしました。JJ2YYKです。私の名前はカズヒコです。本日はMMDVMホットスポットから運用しております。そちらの設備はいかがでしょうか?どうぞ。」

  • ポイント: 名前や設備、DMR ID(任意)などの情報を交換し、会話を深めます。相手の話をよく聞き、適切に返答することが重要です。

4. 交信終了

  • ポイント: 交信終了時には、相手局に感謝を伝え、コールサインを名乗って「73(セブンティースリー、無線用語で『さようなら』や『ご多幸を祈る』の意)」で締めくくります。

✅ 海外QSO(英語簡易フレーズ)

1. CQ(呼び出し)

  • ポイント: 海外向けのTG(TG91 Worldwideなど)で、簡潔に呼びかけます。

2. 応答があったら

  • ポイント: 応答へのお礼とRSTレポート、そして自分の名前を伝えます。「Over」は「どうぞ」と同じで、送信の終わりを示します。

3. 会話の継続(例)

  • ポイント: QTH(運用場所)、使用設備などを伝えます。「How copy?」は「こちらの声は聞こえていますか?」という意味です。

📝 ログをつける意味って?

**ログ(交信記録)**は、あなたのアマチュア無線活動の証であり、非常に重要なものです。交信を記録することは、以下のような多様な目的で活用されます。

  • 個人の交信履歴管理: いつ、誰と、どこで交信したかの記録を残し、自分の無線活動を振り返ることができます。
  • QSLカード発行時の参照: 交信証明書であるQSLカードを作成・発行する際に、正確な情報を記入するためにログを参照します。
  • アワード(DXCC・WASなど)の申請: 特定の条件を満たすことで得られるアマチュア無線のアワードを申請する際、ログが交信実績の証明となります。
  • トラブル対応・記録保持: 混信通報や照会など、無線局運用に関する問い合わせがあった際に、正確な記録として提示できます。

📓 紙ログ vs 電子ログ

ログの記録方法には、大きく分けて紙ログと電子ログがあります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選びましょう。

📎 初心者にはまず「紙ログ」から始めるのがオススメ! まずは手軽な紙ログから始めて、交信の流れに慣れていきましょう。慣れてきたら、**「Hamlog(ハムログ)」「Log4OM」「N1MM Logger」**などの多機能なログソフトの導入を検討すると、より便利にログ管理ができます。

🧾 ログの記入例(紙ログ)

  • ポイント: 日時はJST(日本時間)またはUTC(協定世界時)のどちらかに統一することが非常に重要です。海外のアワード申請などではUTCが推奨されます。
  • 備考欄: 交信したトークグループ(TG)、運用場所、相手局との話題など、後から思い出せる情報を残しておくと良いでしょう。

💌 QSLカードの基本

QSLカードとは、交信が成立したことを証明する、アマチュア無線版の**「名刺」や「ハガキ」**のようなものです。アワード申請の際には、このQSLカード(または電子QSL)が証明となります。

QSLカードに記載すべき内容(基本)

QSLカードには、交信の事実を証明するための以下の情報が必ず記載されている必要があります。

  • あなたのコールサイン、名前、住所(または都道府県名)
  • 相手局のコールサイン
  • 交信日時(UTCまたはJST。両方を併記すると親切です)
  • 周波数/モード(例:438.71MHz / DMR)
  • RSTレポート(送信したレポートと受信したレポート)
  • 交信の場所や移動地(例:固定局の場合はJA、移動運用の場合は/P表記など)

✉ QSLカードのやりとり方法

QSLカードの交換方法にはいくつか種類があります。

📎 DMRでもLoTW登録でQSL証明ができます! デジタルモードであるDMRでも、**LoTW(Logbook of the World)に登録・利用することで、電子的に交信証明が可能です。事前の登録とTQSL(デジタル署名ソフトウェア)**を使ったログデータへの署名が必要になります。一度設定してしまえば非常に便利です。


🧠 プチテク:交信後すぐに記録するコツ

長いQSOの後や、続けて複数のQSOを行った場合など、後でログをつけようとすると情報を忘れてしまうことがあります。

  • 交信しながら「時刻」や「コールサイン」だけをメモする: QSO中に手元のメモ帳にサッと書き留めておきましょう。
  • 終了後、まとめて清書・電子化: 交信が終わってから、そのメモを元に正式な紙ログや電子ログに記入します。
  • 「スマホメモ」や「ボイスメモ」も活用!: スマートフォンのメモアプリやボイスレコーダー機能を使って、一時的に情報を記録しておくのも有効です。

✅ まとめ

  • QSOは楽しく、そして丁寧に! 相手への配慮を忘れず、コールサインの名乗りとレポート交換をきちんと行いましょう。
  • ログは紙・電子のどちらでもOKです。 あなたのアマチュア無線活動の**大切な“記録”**として、ぜひ継続して残していきましょう。
  • **QSLカードは“アマ無線家の名刺”**であり、交信の証です。eQSLやLoTWといったデジタルサービスも積極的に活用して、効率的にQSL証明を行いましょう!