基本保証とスプリアス確認保証の違いとは?
2025年6月13日
2025年6月25日
―技適のない送信機を使うには、まずここを理解しよう―
アマチュア無線を運用するうえで、「技適のない送信機」や「古い無線機」を使いたいとき、避けて通れないのがJARDの保証認定制度です。
ここでは、JARDが提供する主な2種類の保証制度、「基本保証」と「スプリアス確認保証」の違いをやさしく、しっかり解説します。
✅ そもそも「保証」ってなに?
無線機を使うには、総務省が定める技術基準に適合している必要があります。
しかし技術基準適合証明(いわゆる技適マーク)が付いていない送信機は、そのままでは使えません。
そこで、JARD(一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会)が、提出された機器情報や測定データをもとに、この機器は技術基準に適合していると認める、という保証を行います。これが「保証認定」です。
🛠️ 基本保証とは?
技適のない送信機や、自作・改造された機器を使用する場合に必要です。
主なポイント:
- 一台一台、個別に保証が必要
- 「仕様書」「外観写真」「回路図」「測定データ」などの書類提出が必要
- 機器ごとに電波の状態(スプリアスなど)をユーザー自身で測定し、提出することが多い
📌 例:海外製のDMR無線機、SDR送信機、自作リグなど
📉 スプリアス確認保証とは?
技適を取得しているが、2005年以前の規格で認証されている機器に対して必要です。
近年の法改正により、**スプリアス強度(不要電波)**が厳格化され、古い技適機器はそのままでは使えないケースがあります。
主なポイント:
- 技適は取得済み(但し旧規格)
- 測定結果をもとに、スプリアス規定への適合を確認する保証
- 測定はJARDに依頼、またはユーザーが測定(自測)して提出
📌 例:90年代のモービル機や固定機、旧JARL技適機
📊 比較表で整理!
| 項目 | 基本保証 | スプリアス確認保証 |
|---|---|---|
| 対象機器 | 技適のない送信機、自作品 | 旧スプリアス規格の技適機 |
| 保証の目的 | 技術基準全体の適合確認 | スプリアス基準の適合確認 |
| 書類提出 | 必須(外観、仕様書、測定など) | 必須(スプリアス測定結果) |
| 測定の必要性 | あり(送信波全体) | 主にスプリアス成分のみ |
| JARD費用 | 約2,900円(1台) | 測定内容により変動あり |
🚦 どちらの保証が必要か迷ったら?
以下のように判断するのが基本です:
- ✅ 技適マークなし → 基本保証
- ✅ 技適マークあり、でも古い → スプリアス確認保証
- ✅ 技適あり、かつ2019年12月以降の新スプリアス対応 → 保証不要