📘 第4章 第18回 DMRレピータの使い方

DMRレピータの使い方

~ 中継局を使って、広域&高音質なQSOを楽しもう!~


📡 レピータとは?

レピータ(中継局)とは、高所に設置された無線中継装置のこと。
あなたの無線機からの電波を受け取り、広いエリアに中継・再送信してくれます。

DMRでは、インターネット回線を介して全国・世界と中継されるデジタルレピータが多数存在します。


📍 DMRレピータの特徴

特徴内容
安定通信高所アンテナで広範囲をカバー
ネットワーク接続BrandMeister等に接続して運用
共通ルール各局で接続方法やTG割り当てが異なる場合あり

🗺 日本国内の主なDMRレピータ(抜粋)

局名周波数スロット割当所在地
JJ1YPN(東京)439.46 MHzTS1:全国 / TS2:ローカル東京スカイツリー近辺
JP3YGI(大阪)439.42 MHzTS1:TG3020 / TS2:TG8(関西)大阪市
JP6YCC(福岡)439.44 MHzTS1:全国 / TS2:地域TG(九州)福岡市
JJ2Yxx(仮)439.48 MHzTS1:全国 / TS2:440xxxx(個人)愛知県・尾張旭市など

📎 最新情報はBrandMeisterリピータ検索ページで確認!


🔌 接続と切断の基本操作(AnyTone / TYT例)

✅ 動的TGの接続(PTTキーアップ)

  1. チャネルを設定(周波数・TG・TS)
  2. PTTを短く押す(1秒程度)
    → 動的TGが15分間アクティブになります

✅ 静的TGの接続・解除(Pi-Star管理画面)

  • 接続:「Admin」→「Link TG xxxx」
  • 切断:「Drop All Dynamic TGs」ボタン

📢 レピータ運用のマナー

📌 基本マナー

マナー内容
占有しない長時間の占有は避ける(1QSO 5分程度目安)
休憩を入れるQSO中は5秒程度の空白を入れて他局の送信チャンスを確保
QSO終了後は解除使用後は動的TGを切断しておくのがベター
コールサイン送出開始・終了時に必ず名乗る(法令上の義務)

💬 よくある混信とその対策

現象原因対策
他局と同時送信になるTSが同じで異なるTGを使用TSとTGを事前に確認し、空き状況を見て送信
音が重なる/割れる動的TGが多重接続不要なTGは「Drop」で解除
無音なのにキャリアが立つ他局がキープアライブを送っている可能性少し時間を置いて送信/ステータスで確認

🧠 レピータ or ホットスポット、どう使い分ける?

シーンレピータ向きホットスポット向き
屋外・移動中△(モバイル運用不可)
自宅・狭小エリア
広域通信したい◎(回線品質に依存)
カスタム設定したい△(共通ルールあり)◎(自由設定可)

✅ まとめ

  • レピータは“空中のホットスポット”、広域通信に有利!
  • TS1は全国・国際、TS2は地域・ローカルが基本
  • 接続・切断のマナーを守って快適な共用運用を!

第4章 第18回 DMRレピータの使い方

2025年6月2日 jj2yyk


🛠 DMRレピータの使い方

~ 中継局を使って、広域&高音質なQSOを楽しもう!~


📡 レピータとは?

**レピータ(中継局)**とは、見晴らしの良い高所(ビルの屋上や山の上など)に設置された無線中継装置のことです。あなたの無線機からの電波を受け取り、それを増幅してより広いエリアに再送信してくれます。

DMRにおいては、このレピータが**インターネット回線(BrandMeisterなど)**と接続されているのが大きな特徴です。これにより、単なる地域内の中継にとどまらず、全国や世界のDMRネットワークと接続され、遠く離れた場所の局とも高音質で安定した交信が可能になります。


📍 DMRレピータの特徴

DMRレピータは、アナログレピータにはない独自の特性を持っています。

特徴内容
安定通信高所に設置されたアンテナと高出力で、広範囲を安定してカバーします。建物の陰やノイズが多い場所でも繋がりやすくなります。
ネットワーク接続BrandMeisterなどのDMRネットワークに接続して運用されています。これにより、インターネット経由で世界中のDMRユーザーと交信が可能です。
タイムスロットの活用1つの周波数帯を**2つのタイムスロット(TS1とTS2)**に分割して利用します。これにより、同時に2つの独立した会話が可能です。
共通ルール各レピータごとに、使用するTG(トークグループ)の割り当てや運用ルールが異なる場合があります。事前に確認が必要です。

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🗺 日本国内の主なDMRレピータ(抜粋)

日本国内にも多くのDMRレピータが運用されています。ここでは主要なものをいくつかご紹介します。

局名周波数タイムスロット割り当て所在地
JJ1YPN(東京)439.46 MHzTS1:全国 / TS2:ローカル東京スカイツリー近辺
JP3YGI(大阪)439.42 MHzTS1:TG3020 / TS2:TG8(関西)大阪市
JP6YCC(福岡)439.44 MHzTS1:全国 / TS2:地域TG(九州)福岡市
JJ2Yxx(愛知)439.48 MHzTS1:全国 / TS2:440xxxx(個人)愛知県・尾張旭市など

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📎 最新情報はBrandMeisterリピータ検索ページで確認! 各レピータの詳細な情報(使用TG、運用状況など)は、BrandMeisterの公式サイトや関連サイトで最新の情報を確認するようにしましょう。


🔌 接続と切断の基本操作(AnyTone / TYTなどDMR機の場合)

DMRレピータ経由で交信するには、使用したいTGを無線機で設定し、レピータに接続(キーアップ)します。

✅ 動的TGの接続(PTTキーアップ)

ほとんどのDMRレピータでは、動的TG(前回解説したダイナミックTGと同じ概念)を呼び出す運用が主流です。

  1. 無線機で使用したいレピータのチャネル(周波数・TG・タイムスロット)を設定します。
  2. [PTT](送信ボタン)を短く(1秒程度)押します。これで、そのTGがレピータ経由でネットワークに**「動的」に接続**されます。
  3. 動的TGは通常、最後の送信から約15分間アクティブになります。その間、他の局がそのTGにキーアップすれば、あなたの無線機でも音声が聞こえます。

✅ 静的TGの接続・解除(Pi-Star管理画面)

ホットスポットの管理画面で設定する「静的TG」とは異なり、レピータ運用で特定のTGを常時接続することは通常ありません。レピータは共有設備のため、必要なTGのみを動的に呼び出すのがマナーです。

  • レピータの管理者が特別な設定をしている場合を除き、ユーザーがレピータ側で直接TGを「接続」したり「解除」したりする操作は不要です。無線機からPTTを押すだけで動的に接続され、一定時間で自動解除されます。

📢 レピータ運用のマナー

DMRレピータは多くのユーザーが共用する設備です。快適な運用のためにも、以下のマナーを守りましょう。

📌 基本マナー

マナー内容
長時間占有しない1回のQSOは5分程度を目安とし、長時間の占有は避けましょう。必要に応じて、別のTGへの移動も検討しましょう。
QSO中に休憩を入れる交信中は、**5秒程度の空白(キャリアブレイク)**を入れて、他の局が送信するチャンスを確保しましょう。これは、第三者の割り込みや緊急通信を可能にするためです。
QSO終了後は解除動的TGは一定時間で自動解除されますが、QSO終了後には、不要なTGの接続状態が残っていないか確認するのがベターです。
コールサイン送出交信の開始時と終了時、そして5分に一度を目安に、必ず自分のコールサインを名乗りましょう。これは電波法上の義務です。

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💬 よくある混信とその対策

DMRレピータでは、アナログ無線とは異なる混信やトラブルが発生することがあります。

現象原因対策
他局と同時送信になる同じタイムスロットで、異なるTGを使用しているにも関わらず、送信が重なる。レピータのタイムスロット(TS1かTS2)と使用したいTGを事前に確認し、他の局が使用していないか、静かにワッチ(聞く)してから送信しましょう。少し待つのが大切です。
音声が重なる/割れる動的TGが多重に接続されているか、他のユーザーが同じTGを呼び出している。不要なTGが動的に接続されていないか確認し、Pi-Starなどの管理画面から**「Drop All Dynamic TGs」ボタン**で強制解除してみましょう。
無音なのにキャリアが立つ他の局がキープアライブ信号を送っている可能性、または設定ミス。少し時間を置いて送信するか、BrandMeisterのステータス画面などで当該レピータの状況を確認してみましょう。

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🧠 レピータ or ホットスポット、どう使い分ける?

DMRを運用する上で、レピータとホットスポットのどちらを使うべきか迷うかもしれません。それぞれの特性を理解して使い分けましょう。

シーンレピータ向きホットスポット向き
屋外・移動中(広範囲をカバーするため、移動運用に最適)(電源やインターネット回線が必要なため、モバイル運用には不向きな場合が多い)
自宅・狭小エリア(電波が届きにくい場合がある)(インターネット回線があればどこでも設置可能)
広域通信したい(安定した広範囲カバー)(インターネット回線品質に依存するが、世界中とつながる)
カスタム設定したい(レピータは共通ルールがある)(自分専用なので、TGや設定を自由にカスタマイズできる)

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✅ まとめ

  • レピータはDMRの“空中のホットスポット”とも言え、高所からの安定した電波で広域通信を可能にします。
  • DMRレピータでは、**タイムスロット(TS1とTS2)**を活用し、TS1は全国・国際、TS2は地域・ローカルで使われるのが一般的です。
  • レピータは共有設備です。接続・切断のマナーを守り、他のユーザーへの配慮を忘れずに、快適な共用運用を心がけましょう!