📄 JARDへの保証申請手続き

―技適のない送信機を合法運用するためのステップ―

前回の記事で「電波利用電子申請・届出システム Lite」への仮申請を完了し、申請番号を取得しました。
今回はその申請番号を使って、いよいよJARDへの基本保証申請を行う手順を詳しく紹介します。


🧭 全体の流れ(再確認)

  1. ✅ 電波利用Liteで申請番号を取得(仮申請)
  2. ✅ JARDで基本保証申請(今回の内容)
  3. ✅ JARDが保証完了後、電波利用申請を再開し最終提出(第4回で解説)

🔗 JARD保証申請ページへアクセス

URLhttps://www.jard.or.jp/hosho/index.html
→「電子申請システムへ」をクリックし、ログインまたは新規利用者登録


📝 保証申請に必要な情報(前もって準備しておくとスムーズ)

種類内容
電波利用申請番号Liteで取得した「A000〜」などの番号
無線機の情報型番・メーカー名・出力など(Lite申請と同じ内容)
無線機の写真前面、背面、ラベル部分(シリアル番号があればなお良)
回路図あれば提出。ない場合は仕様書や内部写真で代替も検討可
スペアナ測定結果必須(TinySAなどで測定、自測でもOK)
その他(任意)操作マニュアル、基板写真、測定風景などがあると丁寧

📸 提出画像の例と注意点

種別内容注意点
外観写真無線機の全体像(前・後)ピントを合わせ、メーカー・型番が読めるように
ラベル写真裏面などに貼付されているものCE、FCC、FCC IDなども写っていれば提出可
測定器写真TinySAやスペアナによる測定風景スクリーン表示が読めるように撮影する

📏 スプリアス測定のやり方(自測の場合)

💡 測定器(例:TinySA Ultra)を使って、送信時のスプリアスを測定します。

測定条件(目安):

測定対象帯域外領域スプリアス領域
周波数中心 ±250kHz〜1MHz中心 ±1MHz以上離れた領域
基準−60dBc以下または17dBm以下いずれかを満たせば合格

dBc計算例:
搬送波が +10dBm、スプリアスが −55dBm → 差は 65dB → ✅合格

📌 測定時は10dB以上のアッテネータを挿入し、送信機の出力を直接スペアナへ入れないよう注意!


💻 電子申請システムへの入力手順(JARD)

① 「電子申請システム」ログイン

ログインページ
初回は利用者登録を行ってください(住所・電話番号・メール等)

② 「新規申請」から「基本保証」を選択

→「保証対象とする無線設備の入力」へ

③ 入力項目の一例(送信機情報)

項目入力例
型式RT-4D
メーカーRadtel
出力5W
使用周波数帯430MHz帯(438.71MHzなど)
変調方式GMSK(またはFMなど)

※ Lite で入力した内容と一致させることが重要です。

④ 書類アップロード画面

→ 「測定結果」「写真」「仕様書」などをPDFまたは画像形式(JPEG, PNG等)で添付


💰 申請費用と支払い方法

  • 費用:2,900円(2025年6月時点、1台ごと)
  • 支払い方法:クレジットカードまたはコンビニ払い、銀行振込も可能

⏳ 保証審査と所要日数

  • 通常:1〜2週間
  • 書類に不備があればメールで修正依頼が届きます(即対応すれば早い)

✅ 保証完了後はどうなる?

JARD側が電波利用申請システムと連携し、自動的に「保証済み」となります。

→ 次回(第4回)では、この保証情報を元に、電波利用Liteの最終申請を完了させる手順を紹介します!


📌 まとめ:JARD保証申請は丁寧な準備がカギ!

ステップ内容
JARD申請サイトにアクセス利用者登録とログイン
無線機情報を入力Liteと一致させる
書類をアップロード写真・測定結果・仕様書など
支払い完了後、審査開始合格すればLiteに反映される

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