📄 JARDへの保証申請手続き
2025年6月13日
2025年6月25日
―技適のない送信機を合法運用するためのステップ―
前回の記事で「電波利用電子申請・届出システム Lite」への仮申請を完了し、申請番号を取得しました。
今回はその申請番号を使って、いよいよJARDへの基本保証申請を行う手順を詳しく紹介します。
🧭 全体の流れ(再確認)
- ✅ 電波利用Liteで申請番号を取得(仮申請)
- ✅ JARDで基本保証申請(今回の内容)
- ✅ JARDが保証完了後、電波利用申請を再開し最終提出(第4回で解説)
🔗 JARD保証申請ページへアクセス
URL:https://www.jard.or.jp/hosho/index.html
→「電子申請システムへ」をクリックし、ログインまたは新規利用者登録
📝 保証申請に必要な情報(前もって準備しておくとスムーズ)
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 電波利用申請番号 | Liteで取得した「A000〜」などの番号 |
| 無線機の情報 | 型番・メーカー名・出力など(Lite申請と同じ内容) |
| 無線機の写真 | 前面、背面、ラベル部分(シリアル番号があればなお良) |
| 回路図 | あれば提出。ない場合は仕様書や内部写真で代替も検討可 |
| スペアナ測定結果 | 必須(TinySAなどで測定、自測でもOK) |
| その他(任意) | 操作マニュアル、基板写真、測定風景などがあると丁寧 |
📸 提出画像の例と注意点
| 種別 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 外観写真 | 無線機の全体像(前・後) | ピントを合わせ、メーカー・型番が読めるように |
| ラベル写真 | 裏面などに貼付されているもの | CE、FCC、FCC IDなども写っていれば提出可 |
| 測定器写真 | TinySAやスペアナによる測定風景 | スクリーン表示が読めるように撮影する |
📏 スプリアス測定のやり方(自測の場合)
💡 測定器(例:TinySA Ultra)を使って、送信時のスプリアスを測定します。
測定条件(目安):
| 測定対象 | 帯域外領域 | スプリアス領域 |
|---|---|---|
| 周波数 | 中心 ±250kHz〜1MHz | 中心 ±1MHz以上離れた領域 |
| 基準 | −60dBc以下または17dBm以下 | いずれかを満たせば合格 |
dBc計算例:
搬送波が +10dBm、スプリアスが −55dBm → 差は 65dB → ✅合格
📌 測定時は10dB以上のアッテネータを挿入し、送信機の出力を直接スペアナへ入れないよう注意!
💻 電子申請システムへの入力手順(JARD)
① 「電子申請システム」ログイン
→ ログインページ
初回は利用者登録を行ってください(住所・電話番号・メール等)
② 「新規申請」から「基本保証」を選択
→「保証対象とする無線設備の入力」へ
③ 入力項目の一例(送信機情報)
| 項目 | 入力例 |
|---|---|
| 型式 | RT-4D |
| メーカー | Radtel |
| 出力 | 5W |
| 使用周波数帯 | 430MHz帯(438.71MHzなど) |
| 変調方式 | GMSK(またはFMなど) |
※ Lite で入力した内容と一致させることが重要です。
④ 書類アップロード画面
→ 「測定結果」「写真」「仕様書」などをPDFまたは画像形式(JPEG, PNG等)で添付
💰 申請費用と支払い方法
- 費用:2,900円(2025年6月時点、1台ごと)
- 支払い方法:クレジットカードまたはコンビニ払い、銀行振込も可能
⏳ 保証審査と所要日数
- 通常:1〜2週間
- 書類に不備があればメールで修正依頼が届きます(即対応すれば早い)
✅ 保証完了後はどうなる?
JARD側が電波利用申請システムと連携し、自動的に「保証済み」となります。
→ 次回(第4回)では、この保証情報を元に、電波利用Liteの最終申請を完了させる手順を紹介します!
📌 まとめ:JARD保証申請は丁寧な準備がカギ!
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| JARD申請サイトにアクセス | 利用者登録とログイン |
| 無線機情報を入力 | Liteと一致させる |
| 書類をアップロード | 写真・測定結果・仕様書など |
| 支払い完了後、審査開始 | 合格すればLiteに反映される |